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狭小住宅でもガレージ付きの一戸建ては十分可能
一般的に狭小住宅と言うと、車を置くスペースなんてもってのほかという場合も多いが、立地条件や工夫によって、ガレージ付きの一戸建てを建てることも可能だ。
ガレージ付きの一戸建てを夢見る人の多くは多趣味である場合も多いが、多趣味であるということは、物も多く、ガレージスペース以外の面でも狭小住宅には向かない気もする。
しかし、いろいろな住宅を紹介したメディアなどを見ているとそんなことも実はないようだ。
都会の10坪程度の敷地でもガレージ付きの一戸建てを建築している人も多くいる。
その住宅の間取りについて少し考えてみた。
1階は車のためのガレージと趣味の物を収納するための趣味部屋
狭小住宅の場合、1階は車に占領されてしまう。これは土地が狭いのだから仕方がないことだ。
しかし家の1階が車に占領されてしまっても、オーナーにとって幸せなことであって、不幸なことではないだろう。
また上で書いたようにガレージ付きの一戸建てを求めるような人には多趣味な人も多いだろう。
そのような人々は多くの趣味のものを持つ場合も多い。
もしも、ガレージスペースをとってもまだ1階に他の部屋を作るスペースがあれば、趣味の物を収納するための部屋、趣味部屋を作っておくのも良いだろう。
また、趣味部屋とガレージの間が壁でなくガラス張りできるのであれば、趣味の部屋から車を眺められる最高の趣味部屋ができるだろう。
趣味部屋には趣味仲間が集まれるようなテーブルなどを置いておくと趣味仲間との話ができるスペースができあがる。
趣味人にとって最高のスペースだ。
2階は妻と家族のためのリビング&ダイニングスペース&来客用スペース
2階については、妻と家族のためのリビング&ダイニングスペース、そして来客用スペースだ。
1階で男たちが趣味の話をしているときに、2階で妻たちは世間話をすることもできるような来客スペースを兼ねたリビングスペースを作ると良いだろう。
来客のためのスペースにもするため、収納については隠す収納をメインに考えて、いつも小綺麗にできるような空間であるとよいだろう。
リビングスペースについては、小上がりの畳のスペースを作り、掘りごたつを設置すれば、畳ならではのくつろぎのスペースを作りながら、その下を収納にもできる。一石二鳥だ。
3階はプライベートスペース
3階は寝室と子ども部屋を兼ねたプライベートスペースだ。
もちろん来客についてもこちらには立ち入らないため、見せることも考えておく必要もない。
プライベートスペースとし、バスルームも3階に作るのも良いだろう。
また、ロフトを有効活用することで収納スペースを作ることもできる。
屋上に屋上テラスを作ることで家族や友達とのバーベキューなどコミュニケーションが進む
さらに1坪程度で小さくてもいいので、屋上に屋上テラスを作るのがオススメだ。
狭小住宅であっても、この屋上スペースでゆっくりしたり、食事をとったりすることで、狭小住宅の狭さを感じないようなゆったりとした生活を送ることができるだろう。
春や秋の天気の良い日には、そこで日光浴をしながらゆっくり読書をしても気持ちいいことだろう。
狭小住宅こそ、こういった明るくて開放的なスペースが必要だと思う。
1番のデメリットは高齢になった場合の階段の上り下り
最後に、少しだけであるがデメリットについても触れておきたい。
狭小住宅の3階建ての場合はどれも同じ問題となるが、高齢になった場合の階段の上り下りがあるだろう。
足腰が弱った場合の階段の上り下りは相当にしんどいことになるだろう。
1階はガレージにするので1階で生活することは不可能で、2階が生活の中心となるだろう。
寝室やお風呂が3階にある場合は、その上にも登らなければならない。足腰が不自由になり介護生活となった場合はこれは大きな問題となるだろう。
ガレージ付きの狭小住宅を考える際には、こういったことも少しは考えておく必要はあるだろう。