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この記事の内容
家のつくりで子どもの頭の良さが変わるか?
「頭の良い子が育つ家」そんな言葉を聞くことも多い。
もちろんであるが、建てれば子どもの頭が良くなる家なんて、そんな都合の良いものはないだろう。親や家族の努力があってこそ子どもは、頭良く育っていく。
しかし、頭の良い子どもを育てている親や、家族が住む家には共通事項があるのも事実だ。
家は新しく建てる際に参考にできる、その共通事項について考えてみよう。
リビングで勉強できる家をつくる
頭の良い子、勉強ができるこの多くはリビングを使って勉強していることが多い。
リビングで勉強することには多くのメリットがあるだろう。
いちばんの大きなメリットは、親の目が届くということだ。
親の目が届くと、子どもをサボることができないだけではなく、親に良いところを見せたいと思って頑張って勉強するようになる。リビングで勉強しない人の多くでも、図書館やカフェで勉強する人も多いだろう。
適度な「人目」というのは、自分を律する上でも重要なのだ。
親にがんばりを見せることのできる場所、リビングは、最高の勉強部屋になりうる。家を作るときにもリビングで勉強する前提で家をつくるべきだろう。
リビング勉強で調べ物をするために必要な辞書などを置く本棚を作る
リビング学習を行うにあたっては、いつでも調べ物ができるように、辞書や辞典を置くスペースが必要になるだろう。
また、いつも使用する勉強道具を一時的に置いておくためのスペースも必要だ。
それらは遠くにあっては意味がなく、勉強の機会も逃してしまうため、リビングに収納スペースを確保することが必要だ。
また、調べ物を行うためにインターネットを使用する場合は、端末を置くスペースをリビングに作る必要があるだろう。
家の中の各所に本棚を作る
子どもが勉強好きになるようにするための第一歩は、子どもが本好きなるように子ども育てることだ。
そのためには、小さな頃から子どもに読み聞かせを行い、いつでも本が目の前にあることが重要だろう。リビングはもちろん、子ども部屋、廊下、できればトイレにも本棚を設置しても良いだろう。
そのような感じで、いつも身の回りに本がある生活を作ることで、子どもが自然と本好きに育つ可能性も高まるだろう。
リビングに百科事典、辞書、調べもの用のインターネット端末を置く
子どもほど身の回りの色々なものに常日頃から興味を持つ存在もないだろう。親のわからないことでも、それらとは関係なしに、親へ質問をしてくるだろう。
そういったときに、親に聞くだけではなく、自分ですぐに調べる習慣を付することも、とても重要なことだ。
そのためには、リビングなどのアクセスしやすいスペースに百科事典や辞書、調べもの用のインターネット端末を配置することが良いだろう。
そうすることで、いつでも子どもの知的好奇心を満足させることができるし、調べものをしなくても、百科事典を眺めることは、子どもにとっても知的なよい娯楽になるだろう。
子どもの勉強スペースにホワイトボードや黒板を設置すること
頭の良い子どもを育てるためには、インプット(情報の入力)だけでなく、情報のアウトプットも大切なことだ。
知識はインプットだけではなく、アウトプットしてこそ、本当に使えるものとなるだろう。
アウトプットの習慣をつけ、勉強していることの理解を深めるという意味でも、ホワイトボードや黒板はとても役立つものだ。
また、それらは、考えや学習内容を整理するだけではなく、目標を書いたり、親子間の伝言をしたりということにも使用できるだろう。
数についても一つではなく、キッチンとリビング、勉強スペースのように、複数設置しても便利に使用できるだろう。
テレビが中心となりがちなリビングダイニングから勉強を中心に考えたリビングダイニングへ
普通、多くの家庭でリビングやダイニングの中心にはテレビがあるだろう。
テレビを家族そろって視聴し、家族間のコミュニケーションをとるというのがよくある家庭の風景だ。
頭のよい子を育てるためには、そのような常識そのものを、変える必要があるのだろう。
そして、子の親である自分たちも、テレビではなく、子どもの勉強を中心に置いた生活スタイルに改める必要があるだろう。
子どもが頭が良くなるように考えられた家を建てれば、簡単に子どもの頭が良くなるわけではない。
やはり、親の態度や努力もとても重要なのだ。