サイトマップ(記事一覧)はこちら
この記事の内容
リビング学習を行う前提で家の建築も考える
これから家の新築を考えている人で、子どもの勉強についてはリビングで行わせようと考えている人も多いだろう。
リビング学習法を取り入れるにあたっては、リビングをリビング学習用にカスタマイズしてやることで、勉強を円滑にすることもできるだろう。
そのためのアイデアについて考えてみたい。
リビングに子ども専用の勉強道具収納スペースを与えてそのスペースを子ども自身に管理させる
リビング学習法を取り入れるには、子どもが日常的に勉強道具などを置いておく場所が必要になるだろう。
もちろんこういった勉強道具などは、子ども部屋にも収納するか、すべてのものを子ども部屋に収納することは効率的ではないだろう。
なぜなら、リビングは食事のためのスペースであるので、食事ごとに子ども部屋にものを移動させることは現実的ではないし、それを繰り返していたら、勉強する気もなくしてしまうだろう。なので、一時的にそれをリビングに片付けておくスペースが必要だ。
また、それを子ども自身に管理させることで、リビングがきれいになるだけでなく、子どもが整理する能力なども身に付けることができるので、一石二鳥だろう。
それらのスペースについては棚の中の1スペースでも、キャストを取り付けた移動収納でもよいだろう。(後者の場合であればより便利だろう。)
調べ物ができるように辞書や辞典、インターネット端末、本棚は、リビングにスペースを設置する
リビングで効率的に勉強を進められるようにするためには、疑問などが沸いた時には、辞書や辞典、本やインターネットを使用して、すぐに調べられることが必要で、それらの収納スペースや本棚が必要だろう。
インターネット端末に関しては、ノートパソコン、またはタブレットを使用すれば、使わない時は本棚に立てかけておけるので便利だ。
このようにリビング学習を行うには、リビングで通常使用する以上に収納スペースが必要だ。家を設計する際には頭に入れておく必要があるだろう。
リビングに大きくて見やすいアナログ時計をかける
時間感覚を身に付け、メリハリを持った学習ができる様に、リビングには大きなアナログの掛け時計をおくとよいだろう。
何分までとタイムリミットを設けることで、集中力も養われるし、勉強自体にもメリハリがつくだろう。
時計についても、いくら大きくてもデジタル時計よりも、昔からあるようなシンプルアナログ時計がお勧めだ。
なぜなら、デジタル時計よりもアナログ時計のほうが、時間の計算が一目見て行えるからだ。自分で、時間の計算を行う訓練をするためにはやはりアナログ時計がよいだろう。
長時間座っても疲れない椅子やクッションを使用する
意外と重要であるのが子どもが勉強時に座る椅子だ。
固過ぎる椅子や体に合わない椅子は、勉強中にすぐに疲れてしまい、集中力が途切れてしまう原因となるだけではなく、長い目で見ると姿勢まで悪くしてしまう可能性も大きいだろう。椅子の高さについても適切な高さになるように定期的に見直すべきだろう。
また私は、 椅子自体はそれほど高価でないような、木や鉄のものでも良いだろうと思うが、クッションにはこだわるべきだろうと思う。
私が使用していてとても良いと思うのか、(株)ピーエスエスの販売するp!nto(ピント)という椅子の上に置くクッションだ。
p!nto(ピント)は、作業療法士が作った、正しい姿勢を作り出すクッションで長時間座り続けても全くと言っていほど疲れないクッションだ。
子ども用にもp!nto Kids(ピントキッズ)が用意されている。
リビングにホワイトボードを設置する
親子で勉強を教えあったり、考えを整理するために、あったら便利であるのがホワイトボードだ。
子どもに勉強を教えるために使うのはもちろん、子どもに教えさせる(説明させる)ように使用しても、子どもにとってアウトプットの訓練となるため、勉強の理解も深く進むだろう。
本でもホワイトボードでも「書く」という行為はとても重要なことだ。
例えば、天才と呼ばれる人たちは、多くの異なった個性を持った人達で、ひとくくりにすることはとても難しいが、「書く」ということだけは共通しているそうである。
ホワイトボードに書くことによって、コミュニケーションをとりながら勉強を理解したり、自分の頭を整理したりと、使い道が多い。
また、出来る限り広いホワイトボードが設置できると良いだろう。
キッチンはアイランドキッチンかカウンターキッチンにする
リビング学習を行うにあたっては、母親といつも目が届く、目が合うようなキッチンが理想だろう。
リビングダイニングに背を向けて料理するキッチンでは、目が合わなくなるため、学習の効果を高めるためには、アイランドキッチンか、カウンターキッチンが理想だろう。