屋根の種類とその選び方

サイトマップ(記事一覧)はこちら

街を歩いていても意外と見ていない屋根のこと

家づくりに向き合ってみるまで全く考えたことのなかったものとして「屋根」のことがある。

実際に、少し屋根のことに興味を持って街を歩いてみると、色々な屋根があることに気がつくだろう。色や素材はもちろんのこと、形状や勾配など多種多様だ。

屋根の種類はどんなものがあるのだろうか?また、屋根を考える上ではどのようなことに気をつければ良いだろうか?少し考えてみよう。

屋根の種類は大まかには3種類

まずは、屋根の種類について考えてみよう。

屋根の種類というと大まかには3種類で、金属屋根、瓦屋根、スレート屋根に分類される。

1番目の金属屋根は、鉄板やガリバリウム鋼板、アルミやステンレスなどの金属からできたもの。

2番目の瓦屋根は、定番の日本の屋根ではある。ただし、一般的な人の想像する日本瓦だけでなく、瓦は洋瓦やセメント瓦、ガラス製の瓦まで多くの種類がある。

そして、軽量化なども進んだり、古いだけでなく、しっかりと進化している屋根でもある。

3番目のスレート屋根は、名前こそ馴染みが少ないものの、日本ではおなじみの屋根だ。

スレートとは、セメントと繊維材を混ぜ合わせて作られるもので、瓦と比べても薄く軽いのが特徴的な屋根素材だ。

屋根の値段はピンキリ

やはり、家の値段がピンキリであるように、屋根の値段もピンキリだ。

原料の値段と製造の難しさなどが屋根の値段に影響してくるのだろうが、スレートが比較的安く、金属屋根や瓦屋根は値段も本当にピンキリだ。

屋根は、値段で選ぶ場合もあるだろうが、それよりも気候などに応じて最適なものを選び、メンテナンスなどの手間の少ない高機能なものを選ぶと良いだろう。

大体の目安であるが、平方メートル単価で7000円程度が目安だろうか。

屋根について気をつけること

屋根を考えるにあたってはどんなことに注意すると良いだろうか?まずは、屋根の勾配について注意が必要だろう。

勾配が緩い場合や、また勾配がない場合は、水が屋根の上に溜まりやすく、それが雨漏りにつながってしまうからだ。

雪が多く降る降雪地帯などでは雪が落ちないことも大きな問題となるだろう。

最近の流行は勾配の少ない、または勾配の無い屋根だが、そういった場合には注意が必要だろう。

勾配が緩いまたは、無い家の場合、瓦屋根が使用できないので、金属屋根を使用することになるだろう。

また、その他の点にも配慮が必要だ。メンテナンス周期や雨音の伝わり方、重さなどだ。

例えば、瓦の場合は、メンテナンスはあまり気を使わなくて良いため優れるし、雨音も金属屋根よりも静かだ。しかし、金属屋根よりも重くなってしまうため耐震上は不利だ。

そのようなことを他の種類の屋根でも考えておく必要はあるだろう。

どんな屋根がオススメか?

さて、上記のようなことを考えてみて、結論としてどのような屋根がオススメだろうか?

屋根勾配がそれなりに取れる場合は、スレート屋根などがオススメだろう。軽さも比較的軽く、その他の素材とも比べても安価であることがメリットだろう。

しかし、お金に余裕がある場合は、瓦屋根もオススメだ。

メンテナンスがスレートよりも長期間にわたって必要なく、手間がかからないからだ。

そのほか、屋根勾配が取れないような今時の平屋根を考える場合は、ガリバリウム鋼板のような金属屋根がおオススメだろう。




サイトマップ(記事一覧)はこちら
Amazonで「新築」関連について調べる