一戸建て住宅(家)を建築するときのお金の支払いで泣かないために気をつけること

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複数回に分けて支払う家を建てるときのお金

設計士や工務店を通して家を新築する場合(注文住宅等)において、とても気になることとしてお金の支払いのことがあるだろう。

十分に理解していない人の方が多いと思うが、お金の支払い方はマンションを購入する場合とは異なるため、一戸建ての代金の支払い方法やタイミング等には注意が必要だ。

一戸建てを新築する場合どのようにお金を支払うかというと、1回でほとんどのお金を支払うマンションの購入と異なり、一戸建ての場合は、複数回に分けて支払うのが一般的だ。

一戸建て住宅(家)を建築する時はお金をいつ、どのように支払えばよいのだろうか?もう少し深く掘り下げて考えてみよう。

マンションの購入とは異なる、一戸建て建築(新築)の際のお金の支払い方

上記でも触れたが一戸建ての新築の際のお金の支払い方法は、マンション等の購入などとは異なる。

具体的には、1回程度でまとめて支払うマンションの支払いとは異なり、一戸建て新築の際には、工事の進捗度合いに合わせて工務店などに複数回に分けてお金を支払うことが一般的だ。

例えば、契約時に(建築請負契約)に10%を支払い、着工時に30%、上棟の際に30%、引き渡しの際に30%のような形だ。

支払金額の配分については、だいたい上記のようなイメージではあるものの、工務店などとの交渉によって異なってくる場合も多々ある。

建築の依頼主である個々の施主にとっては、つなぎ融資の使用の有無などによって、払える金額等も異なってくるため、上記のような割合よりもはじめの部分の割合の金額が少なくなるという場合も、工務店との交渉によってはあり得るだろう。

初期の段階で多くのお金を払い過ぎない

逆に、お金を初期の段階で支払い過ぎないということも重要だ。

工務店や住宅メーカーによっては、工事の進捗に関係なく建築の初期段階で多くの割合の支払いを求めてくるようにところもあるだろう。

そのような工務店などは、信頼に欠ける印象を受けるのは当然であるし、資金繰り自体に困っている可能性も考えられなくはない。

工務店や住宅メーカーの経営状態が悪くなった際には大きな問題に発展してしまうため、そのような工務店や住宅メーカーは要注意だろう。

最近では、「住宅完成保証制度」などに登録している工務店なども多くなっているが、登録していない工務店なども存在するため、万が一の際にはやはりお金を失ってしまう場合もあるだろう。

支払いの金額は、工事の進捗に合わせた金額の上限程度に最低限とどめておき、建築を担当する工務店の経営状況等に万一があった場合でも問題が最小限にできるようにしておくのが重要なことだろう。

住宅ローンのお金が銀行から支払われるのは、住宅が完成して登記などが済んだ後

多くの人が意外とよく分かっていないことだと思うが、実際に住宅ローンで契約したお金が支払われるのは、住宅が完成して登記が済んだ後となる。

しかし、その場合、建築途中でお金を支払わなければならないのにそのお金はどうすれば良いのだろうかと多くの人が思うだろう。

もちろん、キャッシュで買うことができず、ローンを組んでいるのだから、自己資金で立て替えて支払うことなども到底無理だ。

しかし、この点は心配は多くの場合不要だ。「つなぎ融資」というものが別途銀行にはあるからだ。

この「つなぎ融資」とは、住宅ローンのお金が支払われるまでのお金を貸してくれる融資のことだ。

住宅ローンと比べると金利は高いものの、住宅が完成する前の支払いをそれで行うことができる。

一般的には多くの人が、このつなぎ融資を利用して、住宅ローンのお金が支払われるまでの支払いを行っているのが実情だ。

銀行やローン種類(フラット35など)ではつなぎ融資がない場合も

工務店などと相談の上自己資金では資金計画が成り立たずつなぎ融資を利用する際は、その住宅ローンを扱っている金融機関がつなぎ融資に対応しているか必ず確認することが必要だろう。

または、フラット35などについてはつなぎ融資に対応していない場合があるので、ローン種類においても気をつけることが必要だ。

頭金がそれなりにある人は、つなぎ融資を利用しないように支払いタイミングを工務店と交渉するのも一手

つなぎ融資は、住宅ローンのお金が支払われるまでにお金を便利なものではあるが、高い金利を取られるものであり、その点がデメリットとなるだろう。

頭金が多くある人は、つなぎ融資を利用しなくても済むように、工務店と支払い方法を交渉してみることも一手だ。

うまくいくとつなぎ融資の全部又は一部が不要となり、無駄な金利などについて支払わずに済む。その点は苦労した分報われる部分であるので、頑張って交渉してみるべきだろう。




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