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この記事の内容
我が家では洗濯物や布団が天日に干せない!?
我が家は建築家に依頼して設計をお願いしたデザイン住宅ではあるが、少し(自分的にも)驚くこともある。
それは、ベランダやバルコニーなどの物干し場がないということだ。
良くも悪くもデザイン重視でやってしまったことが原因だ(泣)
それを知った人からは洗濯物や布団はどこに干すの?という疑問をもらうことが多い。
最近では少々面倒になって「干さない!?」とめちゃくちゃな返答をするときもあるが(笑)、実際はちゃんと干している。実際は、全て屋内で行っているのだ。
布団は布団乾燥機で、洗濯物は除湿機(コロナ製)と室内物干し(川口技研の屋内用ホスクリーンを使用)を使用して行っている。
一家に1台、いや2台!最新の使える除湿機の効果と便利な使い方
そういったこともあり、購入して使用してみた結果びっくりしたのが最近の除湿機についてだ。
昔のものは除湿の性能も不十分で、エアコンを使用した除湿と比べると全くもって使えない感じではあったが、現在のものはそれとは全く異なっている。
最新の除湿機を使用することで、衣類乾燥や浴室乾燥を行えるだけでなく、省エネにもなるし、部屋の快適度合いも上がるなど多くの良い効果がある。
そのような最新の使える除湿機の効果と便利な使い方について今回は考えてみよう。
私(筆者)が2台購入した除湿機
私(筆者)が購入した除湿機はコロナ製の衣類乾燥除湿機で CD-P6316(W)という製品だ。
Amazonではコンプレッサー方式の除湿機では、アイリスオーヤマやシャープ、ダイキン製のものがあるが、そのような中で常に上位に入っている製品だ。
実勢価格は現在(2016年11月)時点で17,000円前後、他の製品と比べても低価格でコストパフォーマンスに優れる良い製品だ。
コンプレッサー方式のため動作音がそれなりに高いという短所があるものの、3.5リットルの排水タンクを備え、水を捨てながら使用することで、約6リットル(24時間)の湿気を取り除いてくれるという長所がある。
上記のとおりこのコロナの製品はコンプレッサー方式であるが、なぜゼオライト方式(デシカント方式)ではなくなぜコンプレッサー方式のものを選んだのかについては以下に少しだけ触れておきたい。
参考リンク:CD-P6316(W)(Amazon)
参考リンク:除湿機(Amazon)
ゼオライト方式(デシカント方式)ではなくなぜコンプレッサー方式のものを選んだのか?それぞれのメリットとデメリット
ここでは、コンプレッサー方式とゼオライト方式(デシカント方式)の仕組みについては詳しくは触れないが、メリットとデメリットを簡単に説明すると、以下のようになる。
コンプレッサー方式のメリットとデメリット
(メリット)
- 電気代がゼオライト方式(デシカント方式)よりはかからない。
- 室温は上昇するものの、ゼオライト方式(デシカント方式)ほどは上昇しない。
(デメリット)
- 冬場など室温が低下するほど除湿能力が落ちる。
- コンプレッサーの動作音がそれなりにうるさい。
ゼオライト方式(デシカント方式)のメリットとデメリット
(メリット)
- 冬場など室温が低下しても除湿能力が落ちない。
- コンプレッサーなどがないので動作音が静か。
(デメリット)
- 電気代がコンプレッサー方式よりかかる。
- コンプレッサー方式よりも室内の温度を上昇させてしまう。
私(筆者)の場合は、浴室での浴室・衣類乾燥がメインの用途であり、サブの用途が夏場の室内の除湿であったため、2台使用しても電気代が安く、室温が大きく上昇せずという点などからコンプレッサー方式を選んだ。
それでは、除湿機の便利な使い方とその効果について考えてみよう。
除湿機の便利な使い方とその効果
便利な使い方1 深夜電力を使って、浴室乾燥と衣類乾燥を同時にやってしまう
我が家のコロナ製の衣類乾燥除湿機が最も活躍していると思うのが、この浴室乾燥と衣類乾燥(洗濯物の部屋干し)だ。
最大のメリットはこの2つのことを別々ではなく同時に効率的に、しかも深夜電力を使って電気代も安くできてしまうことにある。
夜お風呂に入り、その残り湯で洗濯し、その洗濯物を浴室内に部屋干しし、その中でこの衣類乾燥除湿機を稼働させる。
それで一晩寝て待てば、浴室も洗濯物もほぼ乾いているという感じだ。一石二鳥ならぬ一石三鳥以上の使い勝手だ。
浴室乾燥も衣類乾燥も自然を利用して行っていれば、その日の天候や湿度・温度などに左右されがちであるが、年中そのようなことに左右されずできてしまうところが良い。
基本的には深夜電力を使って除湿機を稼働させるので、電気代がゼオライト方式(デシカント方式)よりも安いコンプレッサー方式であってもそれ以上に電気代を節約することもできる。
なお、浴室の隣に洗濯機があるような場合には、隣の浴室に洗濯物を干すことができ、外にいちいち洗濯物を持って出る必要はないし、突然の雨にショックを受けることもないだろう。
浴室での洗濯物干しは家事動線から考えても効率的に家事をこなすことにもつながるのだ。
また、上で触れたようにオール電化住宅の場合には、深夜電力を有効に使用することにもつながりメリットは大きいだろう。
何らかの理由によりベランダがない場合や外に洗濯物を干したくないような場合にも
また、以下のような外に洗濯物を干せないような場合において除湿機は大いに活用できるだろう。
- デザイン住宅や狭小住宅、マンション、アパートなど、何らかの理由によりベランダやバルコニーがなく洗濯物が干せない場合
- 浴室に窓がなく浴室乾燥が難しいような場合
- PM2.5や自動車の排気ガス、黄砂などにより外に洗濯物を干したくないような場合
便利な使い方2 夏の部屋の快適性向上のために使用する
日本の夏は蒸し暑く過ごしにくい。しかし、海外旅行などに行ったことのあるような人にとっては、その海外で気温が暑いけど過ごしやすいと感じたことや日本であっても季節によっては同様のことを感じたことのある人も多いだろう。
ご存じのとおり人間の感じる快・不快には温度と同時に湿度も大きく関係している。
除湿機を活用する2つめの使い方は、夏にリビングなどの部屋の中で作動させ、湿度を下げて快適性を向上させることだ。
実際に使用してみての効果としては、エアコンの温度がいつもより2度や3度高めでも快適に感じられることだ。
例えば、政府が省エネのために推奨する28度であってもそこまで暑いとは感じることなく、普段通り過ごすこともできるだろう。
逆に温度(室温)が低くても湿度が高いと不快であることが、除湿機の使用によって実感できるはずだ。
部屋が快適になるだけでなく省エネなどのメリットも
除湿機を夏の屋内(リビングなど)で用いることで得られる効果は、人の感じる快適性の向上だけに止まらない。
エアコンの温度設定を数度以上(場合によっては5度以上も)高めることができるため、エアコンの消費電力を大きく削減できる場合もあるだろう。
もちろん、除湿機自体も電力を消費するため、エアコンで削減できた電気代がそのまま浮くわけではないが、除湿自体の消費電力が少なければ、それなりに効果が期待できるだろう。
隠れた便利家電「除湿機」
便利な家電というのは新旧の家電を含めてたくさんあると思う。
自分の場合は、最新の掃除機や食洗機など家事の時間を相当に節約してくれる便利家電だ。
この除湿機についても、洗濯の手間や時間を削減してくれる便利家電に入るだろう。
しかし、便利家電に止まらず、夏には住居の快適性を向上してくれるなどの効果もある。そういった意味で「除湿機」は、便利以上の働きをしてくれる本当におすすめの家電だと思う。