「大改造!!劇的ビフォーアフター」を見て考えた、良い家を作るためにできるアイデア40個

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「大改造!!劇的ビフォーアフター」は、設計士が本気で取り組み、腕を披露する場

「大改造!!劇的ビフォーアフター」は、日曜日のゴールデンタイムに放送される人気番組のひとつだ。

そんな人気番組に登場する匠と呼ばれる設計士たちは、全国じゅうにTVで見られるのだから、設計士人生を大きく左右されるぐらいの大勝負をかけているともいえるのではないだろうか。

おそらくその設計士が作る家の中でも代表作になるだろう。

その「大改造!!劇的ビフォーアフター」の番組内から良い家を作るためにできるアイデアを40個まとめてみた。

狭小住宅でも快適に過ごすせる家を作るためのアイデア

1.吹き抜けをつくり天窓を作る

狭小住宅に吹き抜けをつくると思うとただでさえ小さな家がもっと小さくなってしまうと思うのだが、室内が明るくなることで狭い家でも狭く感じなくなるという効果がある。

小さな吹き抜けてあっても光の入り方がまったく違ってくるだろう。

また小さな吹き抜けであれば、光を遮断せずその吹き抜けを歩けるようなグレーチングなどの工夫をしておけば、そのスペースも有効に活用できるだろう。

天窓は夏などに発生する熱い空気を逃すこともでき、部屋に明かりと空気を取り込むために効果的なアイデアだ。

吹き抜けを作ることが難しい場合は、階段の上に天窓を配置するなどのアイデアもあるだろう。

2.階段の下には収納を作る

階段の下というのは一般的にデットスペースである。

ここにキャスターなどがついている引き出し式の収納等を作ることで大きな収納スペースとすることも可能だろう。

3.階段の下にトイレを作る

階段の形式によっては階段の下にトイレを作ることも可能だろう。

上で書いたように収納にすることも可能であるが、トイレにすることができればスペースをより有効に活用することができるだろう。

トイレについてはそんなに広すぎる必要はないと個人的には思う。
私の場合は広すぎると何か落ち着かないことがある。階段下であっても十分だ。

4.壁の中に埋め込み収納を作る

狭小住宅の場合、廊下も狭く何かものを置いた場合、通れなくなってしまう場合もあるだろう。

そんな物をおけないような狭い廊下の場合、廊下に穴を開けたり、凹みを作ったりして、その部分に物を収納できるような埋め込み式の収納も作るのも1つの手だ。

そうすることで、収納関係の棚などの物をおかなくて済むので廊下を狭くせずに済むだろう。

さすがにこの方法、家を建てた後には難しいので、新築の時にやっておくと良いだろう。

5.寝室のベッドを2段ベッドのように上下に分けて上をベッド、下を収納にする

普通の家ではベッドはベッドでその下に収入のあるものは少ないだろう。

しかし、少しのスペースでももったいない狭小住宅ではベッドのスペースでも収納に役立てるべきであろう。

そこでベッドスペースを2段ベッドのようにして、ベッド上にあげるというのも1つの手だ。

ベッドの高さを上げることで、下をウォーウォークインクローゼットやロフトスペースのように使うこともできるはずだ。

6.階段の棚板の下に収納スペースを作る

狭小住宅においては階段下のデットスペースを収納に活用することは半ば当たり前になっている。

さらに収納スペースを増やす工夫をしたい場合には、階段の棚板の下についても収納スペースにすると良いだろう。

7.小上がりの和室を作りその和室の下は収納と掘りごたつを作る

最近の住宅には和室というのはめっきり少なくなったが、現代であっても活用の方法は多い。1つは収納だ。

和室というと収納には恵まれない感じであるが、小上がりにすることでそれも別物となる。

その高さが上がった分についてはその部分を引き出し式や畳を跳ね上げるタイプの収納にすれば良い。

加えて小上がりにすることで掘りごたつについても作ることが可能だ。

掘りごたつであれば年齢が高齢になった場合であっても座るのがとても楽なので掘っていないこたつよりもお勧めだ。

またその掘りごたつを埋めるような板みたいなものを用意しておけば、そこをフラットにできて布団などを敷くことができれば来客などに対しても対応できるため、一石二鳥の使い勝手の良だ。

8.家中のドアをドアではなくて引き戸(スライドドア)中心にする

狭小住宅における家の中のスペースの効率を高めようとする場合は、玄関に関しても、その他の部屋のドアに関しても、ドアタイプにするよりも引き戸(スライドドア)中心にしたほうがスペースを節約することができる。

というのもドアの、開けるためのスペースが必要なためその分が無駄になってしまうからだ。

その点、引き戸のほうが横にスライドするだけなのでスペースを無駄に使わず効率的だ。

9.明るい木目調か白でインテリアを統一する

狭い狭小住宅を明るく見せたい場合、室内のインテリアを明るめの木目調や白にしておくと良い。

室内に入ってきた光を効率的に反射するため部屋全体を明るく保つことができる。

白一色に統一するよりも木目調のほうが明るさは若干落ちるものの、トーンが自然で、温かみも感じるためそれを好む人もいるかもしれない。

10.収納のために屋根裏などにロフトスペースを作る

狭小住宅では部屋数が少ないため圧倒的に収納スペースが不足するが、その少ない部屋数をカバーするのが屋根裏などに作るロフトスペースだ。

季節ものや電化製品など使わないものはロフトスペースに納められるようにしておくことで、家の中全体をすっきり見せることができるだろう。

そのため、大きな荷物であっても持ち込みに困らないようなところにロフトスペースを作っておくことが重要だ。

屋根裏部屋のようにはしごを使って登るロフトスペースなどは、アクセスが難しいため大きな荷物の場合は収納する時に困るだろう。

できればであるが、はしごを使わずにも登れるようなロフトスペースであるとアクセスが容易になるだろう。

11.キャスターが付いていて下が収納になるタイプの畳ベッドを専用で作ってもらう

床の上に布団を敷いて寝るよりも畳などの上で寝るほうが湿気対策の面などで優れている。

しかし万年床になる可能性もありベッドのほうが良いと考える人も多いだろう。

そこで中身が収納となるボックス型の畳ベッドを設計士さんにお願いして作ってみてはいかがだろうか。

下にキャスターをつけることで、移動も楽になるため狭小住宅であっても不便ないだろう。

12.キャスターが付いていてお尻の下が収納になるベンチを専用で使ってもらう

これは上記の畳ベッドのベンチ版と言っても良いだろう。

ベッドと同じ長さで少し幅を狭くしておけば、背中を壁に当ててソファーのように座ることができる。

テレビ台の前の位置に置いて使うことを想定するようなものである下を引き出し式等の収納とすることで椅子であっても収納の代わりとすることができる。

来客の際は簡易なソファーベッドとして使うことができるように作っておけばもっと役に立つだろう。

13.洗濯物をスペースが十分でない場合などは浴室乾燥機を設置する

最近は乾燥機つきの高価な洗濯機もあり、洗濯物を干せる最低限のスペースがあれば浴室乾燥機は要らないのではないかと思う人もいるだろう。

しかし電気で動く乾燥機付き洗濯機よりも、ガスで動く浴室乾燥機のほうが良いだろう。

明らかに乾燥までにかかる時間が、圧倒的にガスの浴室乾燥機のほうが早いからだ。

14.透明のFRPのグレーチングに使用して効果的に光の下に投下させる

狭小住宅の問題として光が入らないという問題がある。そのような時に活用できるのがグレーチングだ。

グレーチングとは網目状に編まれた板のことで、光や空気、雨などを通す板のことである。

例えば、FRPのグレーチングを使用すれば、人が乗っても大丈夫な強度を持ちつつ光を効果的に通すことも可能だ。

特に上階やベランダなどに使用すれば効果的に活用できるだろう。

15.あえて中庭や前庭、テラスを作る

狭小住宅はもちろん土地が狭いためそういう呼ばれ方をしているのだが、そんな狭い家でもあえて中庭または前庭、テラスを作ることにはメリットも多い。

まず1つ目のメリットとしては光が多く入るということがある。
狭小住宅は窓も少なく光も入らないというのが多くの場合であるが、あえて庭作ってやることでそこから光や風を取り込むことができる。

2つ目のメリットとしては、視覚的な面で庭やテラスがあることで狭さを感じず、広く感じさせるということがあるだろう。

庭を造る事は家の面積を犠牲にするというデメリットがあるもののそれを補うメリットもあるということだろう。

光や風が十分に入る場合には、そこに洗濯物を干すことができるので、十分スペースとして有効に活用されるだろう。

子どもが成長できる家作るためのアイデア

16.子ども部屋は可動壁や稼働収納などでフレキシブルな間取りを取れる部屋にする

家族が家に住む上で子どもが一緒に住むことができる期間というのは意外なほど短い。

夫婦の場合は40年から50年、長ければ60年以上も一緒にいるものであるが、それに比べて子どもと一緒にいる期間は以外と短い。短い場合で15年、長い場合でも25年くらいであろう。

その期間の短い子どものために専用の部屋を作ることは、後々夫婦のみの生活においては、スペースの無駄遣いになってしまう場合もある。

そんなことから、専用の子ども部屋というものを作るよりも可動壁などを使ってフレキシブルな間取りがとれるような部屋にしておくと良いだろう。

そうすることで子どもが巣立った後には夫婦のためのスペースとして最大限活用することができるだろう。

また広すぎて密閉性の高い子ども部屋は引きこもりを招く可能性もあるし、子どもが何をやっているのかや何を考えているかについて、親も知りにくくなってしまう。

子ども部屋は小さく、勉強についてはリビングでやったほうが子どもの頭は伸びるとも言われることもある。

子ども部屋をあえて充実させないことが子どものためでもあるのだ。

17.2段ベッドのように上はベッド、下は収納にしてスペースを節約する

子どもを頭の良い子に育てようと考える場合、広い子ども部屋は必要ないと考える人も多い。

勉強は親の目が届かない子ども部屋でやる必要なく、リビングで行えば集中して取り組むこともできる。

そんなことを考えると子ども部屋というのは、一定量の収納とベッドがあれば十分であることがわかる。

そんな時に活用できるのが2段ベッドのような構成で、上はベッド下は収納にしてスペースを作ることだ。

そうすることで、子ども部屋に必要なスペースは最小限に抑えることができる。

18.子ども部屋に収納用のロフトを作る

子どもの教育上のことを考えて、子どもには広く居心地の良すぎる子ども部屋は不要だと言うのが私が感じることだ。

しかし狭くしすぎると、収納が不足してしまうという問題点もある。

そこでそのための対策として、子ども部屋にロフトを作るというアイデアがあるだろう。

そのロフトについても広すぎる必要はなく、荷物を置いておけるだけのスペースで良いだろう。

19.ロフトスペースを子どもの遊び場にする

ロフトスペースは通常であれば収納のためのスペースだ。

しかし子どもにとっては、ジャングルジムのようで格好の遊び場にもなるし、子どもの秘密基地にもなる。

ロフトスペースへの上り下りには通常であればはしごを利用するが、それらにロープを1本吊り下げるだけでも、ちょっとした遊び場が完成するだろう。

そのロフトを上ったり、下りたりするだけで、子どもの足腰も鍛えられるだろう。

子どもが巣立った後は、完全な収納にもなる点も一石二鳥だ。

20.大きなベランダやインナーテラスを作りそこにブランコやハンモックなどつるし遊び場や家族が触れ合えるスペースを作る

家の中にいても外の空気が存分に味わえる大きなベランダやインナーテラスは、あるととても気持ちが良いものだ。

子どもが外以外で安全に遊ぶスペースとしても有効だし、そこにブランコやハンモックなどをつるすことができるとリビング以上に家族がくつろげるスペースとなる。

家の中であってもとても贅沢な気分が味わえるだろう。

それらの場所バーベキューをしたりなどいろいろな用途に使えるので無駄になる可能性も低いはずだ。

室内をきれいに見せるための収納アイデア

21.玄関には大きめのシューズボックスと傘収納棚を作る

その家の顔となる玄関であるが、靴がいっぱいの脱ぎ散らかされていると家全体がきれいには見えないだろう。

そのような問題を引き起こさないためにも、いらない靴についてはすぐに収納できる位の大容量のシューズボックスが必要だ。

また意外と忘れているのか傘の収納ボックスだ。

玄関の見える位置に傘立てで収納するのではなく、衣服のハンガーをかけるように傘についても掛けて収納できる見えない収納棚があると便利だし、玄関周りもきれいに片付いて良いだろう。

また、サイズに余裕があれば、カッパなどをかけられるようなコートクロークがあっても便利だ。

22.壁には大きな壁面収納を作り扉でそれを隠す

大きく収納を増やそうと考える場合、1番いいのは天井まで続くような大きな壁面収納を作ることだ。

室内のスペースは多少犠牲にはなるが、収納量は圧倒的に増やすことができる。

しかし、そのままでは、地震の時に倒れてきたり、来客があった時の見栄えも悪くなる。

そこで横にずらすことで、そのまま収納を隠せるような扉を作っておくことでそれらも解決できるだろう。

23.隣家があるなど窓が作れない面の壁には思い切って窓を作らず一面収納にする

隣家との関係で窓が作りづらい面というのはどの家にもあるだろう。

その面には無理して窓を作ったとしても無駄になることも多いだろう。中途半端な窓では、そこに収納を置くこともできず、中途半端な場所になってしまう。

そうするよりも、あえて窓を作らず、一面全て収納にするというのも1つのアイデアである。

建築士の作り付けの収納であれば一面収納にすることで相当の収容力を生むだろう。

最近大型になりがちなテレビを収納するためのテレビラックを一緒に作りつけても便利だろう。

また、隣家との距離が近い場合、騒音対策として収納を挟むことで、その問題を解決することにもなるだろう。

24.玄関に傘やカッパなどをかけられるコートクロークを作る

雨が降った時に必ずと言っていいほど置き場所に困るのが傘やカッパなどだ。

家の中に持って入ると家の中が濡れてしまうし、かと言って玄関にも置き場所があるわけでは無いという場合が多い。
そこで便利なのがコートクロークだ。

わかりやすく説明すると、玄関に小さなクローゼットがあるようなもので、ハンガーや傘がかかるようになっているスペースだ。

これを作るには玄関のスペースがそれなりに必要ではあるものの、あるととても便利なものの1つだろうと思う。

25.水や野菜を一時保管しておく食品庫スペースを作る

野菜を近所で分けてもらった、水を買いだめした時など、玄関の脇に置いておくことも多いだろう。

しかし玄関に置いておいては通る時に邪魔になるし何と言っても見栄えも悪い。

そこでデットスペースなどを活用して水や野菜を一時的に保管しておけるような食品スペースを作ってみてはどうだろうか?特に季節によって、色々な野菜を保存しないといけないような都市部以外の地域には、それなりに需要のあるスペースだろう。

26.キッチンに床下収納を作り、中のケースはスライド式のものにしておく

一戸建ての場合、よくキッチンに床下収納を作るだろう。
スライドもしない普通の床下収納の場合、蓋を開けるとそこに入る分の物しか収納できない。

しかし、スライド式の床下収納にしておくと、しない場合と比べて2倍から3倍の容量の収納をすることができる。

また蓋については、蓋を開けた時に、どこかに置いておくのではなく、開けるとそのまま自立しておく物を選んでおくべきだ。

それは蓋を開けておいて置く場所が結構場所を取り、面倒だからだ。

27.キッチンの高い所の収納にはダウンウォール式の収納を使う

キッチンの収納は、女性にとって高いところに位置する収納棚が多くなるのが1つの悩みである。

そしてそのような高い位置にある収納は、滅多に使わない物を入れるための収納になってしまい、効率的にスペースが生かされていることにはならない。

そこでキッチンの高い所の収納はダウンウォール式の収納を使うのも1つの手だ。ダウンウォール式の収納がどういうものかというのはGoogleで検索してみるとすぐに出てくるだろう。

簡単に説明すると、上からスライドして下に吊り下げることができる収納のことだ。このダウンウォール式の収納については手動式と電動式の2種類がある。

これについては、停電等のことを考えても電動式ではなく手動式にしておくと良いだろう。

また、この収納については、キッチンだけではなく、収納に困るような、例えば脱衣所などのスペースが限られる場所についても活用が有効だ。

28.2階の2部屋をつなぐ廊下代わりのウォークインクローゼットを作る

家の間取りを考える上で最低限どうしても必要な廊下のスペースというのは必ずできてしまうものだ。

しかし、その無駄な廊下も考え方によっては、大きな収納スペースにすることも可能な場合もある。

そんなアイデアの1つとしてあるのが2階の2部屋をつなぐ廊下をウォークインクローゼットにしてしまうというものだ。

こうすることで、廊下は多少幅を広げないといけないが、スペース的で無駄であった廊下が両サイド大きな収納に変わるというメリットがある。

家事を効率的にこなせる家にするためのアイデア

29.キッチンのなるべく近いところに洗面所や脱衣所、お風呂場、洗濯機置き場を作る

多くの場合において家事というのは一緒にこなさないといけない場合が多い。

例えば、洗濯をしながら料理を作ったり、お風呂の準備をしながら夕食の片付けをしたりなどである。

そんな時に、キッチンから洗濯機置き場やお風呂などが遠いと効率自体が悪くなってしまう。

これらのものがなるべくの近くに集まっていることが望ましいだろう。

30.浴室乾燥機の下に作る洗濯物をかけるための棒は2本にする

ほとんどの場合、浴室乾燥機の機械の真下には洗濯物をかけるための棒を設置するだろう。

この棒については、1本であったり2本であったり浴室のスペースによって様々だ。

しかし1本よりも2本のほうが多くの洗濯物をかけられたことは確実なことだ。

加えて家族が多い場合などは1本では確実に不足するだろう。
可能な場合については、この棒は、2本にしておくべきだ。

31.郵便ポストは家の外に作らず家の中に直接投函できるようなポストを作る

郵便物を受け取る郵便ポストは、多くの場合に2種類に分けることができる。

一度、玄関から家の外に出て郵便物を確認しないといけない郵便ポストと、玄関から外に出ることなく、玄関のようなところで郵便物を受け取ることができるものだ。

どちらが良いかと言うと、それは言うまでもなく後者だ。

それは便利なだけではなく、郵便物を他人に持ち去られる心配がないというセキュリティーの面でも優れているだろう。

32.玄関の近くにキッチンを作り、プラスしてショートカットできる扉をつくる

玄関の近くにあったらいいものとしてキッチンがあるだろう。

買い物先から重たい買い物袋を担いでキッチンまでの距離が遠いととてもしんどいからだ。

もちろん来客などもあるので壁などにはさまれて見えないようにする必要があるかもしれないが、そこにショートカットできる扉(引き戸のスライドドアのようなもの)を作っておくことで、玄関から直接アクセスできるようにもしておきたい。

するすることで、買い物時の荷物持ちの負担から解放されるような家事動線ができることだろう。

33.駐車場から直接アクセスできる玄関とは別のドアを作る

特に地方都市では家の中に駐車場があるのは当然であるし、買い物も車を使う場合が非常に多いだろう。

家の中に駐車場があったとしても、玄関から遠い場合は、重い荷物を遠回りして家の中に運ぶ必要が出てくる。

そこで、車で入りする駐車場の近くに、キッチンなどにショートカットできるドアを作っておけば、重い荷物も簡単に家の中に運ぶことができて便利だろう。

寒さや暑さなどうまく乗り切れる家にするためのアイデア

34.冬が寒い地域の場合、床暖房を効果的に活用する

日本海側などの雪国にとって寒さ対策というのはとても重要だ。

そのための対策を家の建築において全く何も取らない場合、暖房などにかかる電気代や燃料費が相当多くかかってしまうだろう。

家の建築でできる対策としては床暖房を取り入れるということがある。

床暖房にしてもガス代電気代がそれなりにかかるものの、エアコンやファンヒーターなどとは違って体の温まり方

家をきれいに見せプライバシーも確保する外装アイデア

35.格子を活用することで上手に目隠しして外装デザイン上もすっきりさせる

一戸建てにおいては、大きな窓をつくることができるが、問題となるのが外からのプライバシーである。

1階や2階の低層住宅の場合、外の通行人などから丸見えになってしまう。

光などを遮断せずに外からのプライバシーを確保したいというような場合、外装に木などで作った格子を活用すると良いだろう。

格子を作ることで、外からの視線をある程度は減らすことができ、光なども全部遮断せずに済むだろう。

またエアコン等の室外機が外に出ている場合や駐車場の車などもそれらを隠すこともでき、家全体のデザインもすっきりとよくすることができる。

介護に備えられる住宅を作るためのアイデア

36.車いすが侵入しても通ることができるような広い土間を作る

玄関スペースに廊下を作るくらいの余裕があるのならば、いっそのこと全部土間にしてみることも良いことだ。

その土間スペースを車いすが通ることもできるし靴を少々脱ぎ散らかしていたとしても広い土間があれば問題ない。

その土間から直接部屋に上がれるようにすれば、腰かけた状態から足をスライドするだけで部屋に上がることができる。

介助する側にとっても玄関スペースが広いとであれば介助もしやすくなるだろう。

また、自転車を入れたり靴箱、傘箱などを作ったりと、色々と収納することもできるので収納スペースとしても便利だ。

37.寝室から直接アクセスできるトイレを作る

介護生活で大きな問題となるのかトイレの問題である。

もしもベッドでの生活が多くなった場合に、トイレとの往復は介護される側にとってもする側にとっても大きな負担となってしまう。

介護される側にとってもトイレに行きづらい環境というのは精神衛生上も良くないものだ。

そんな時に寝室の隣にトイレをつくっておくようにすると介助なしでもトイレにいける場合もありよいだろう。

38.玄関には大きく開く引き戸を使う

万が一車いすを使用するようになった場合は、玄関はなるべく広く開いたほうが良い。

しかも、横にずらすタイプで、例えば2枚のドアがあったとしても2枚とも横にずらせるような引き戸が良いだろう。

2枚とも横にずらせるような引き戸であれば、横にして開けた時に玄関の横幅分全てを開け放つことができ、どんなものであっても簡単に言って入りをすることができるだろう。

玄関に自転車やバイクを収納する必要があるような家であれば、玄関が広いと、それらのものも簡単に収納することができる。

家を地震などの自然災害から強くするためのアイデア

39.屋根材は軽さを重視してガルバリウム鋼板かスレート瓦にする

最近の流行の屋根材はガルバリウム鋼板かスレート瓦である。

昔のように重い瓦では、地震が起こった際に家全体が屋根から押しつぶされてしまう恐れがある。

特にガルバリウム鋼板の場合は耐久性も強く、ローコスト住宅の定番となっている。

家の音漏れや騒音からの遮音をしっかりするためのアイデア

40.セルローズファイバーを断熱材として使用する

セルローズファイバーとは、天然の木質繊維のことで、古紙などから生産される断熱材の1つである。

様々な繊維が絡み合ってできているため、空気の層を作るため断熱効果がたかく、高い防護効果も期待できる素材だ。

施工が面倒で、価格が若干高いというデメリットもあるが、断熱効果や防音効果、また、吸放湿性で、適度な湿度を保つのがメリットだ。

 

特に参考になった放送タイトルと登場設計士(順不同)

  • 「孫がおびえる家」g-FACTORY建築設計事務所 渡辺 ガク 1級建築士
  • 「かつて牛舎だった家」(有)設計アトリエ一級建築士事務所 瀬野和広 1級建築士
  • 「天井から雨が降る家」 アトリエm 守谷昌紀 1級建築士
  • 「90歳の母を玄関で介護する家」(株)アトリエ4A 天野彰 1級建築士
  • 「7坪にタンス22棹の家」OCM 1級建築士事務所 大島健二 1級建築士
  • 「自転車に閉じ込められた家」イオンアーキテクツ設計事務所 池田勝彦 1級建築士



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