屋外駐車場とビルトイン型の屋内ガレージ、どっちがよいか?

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車好きの憧れ ビルトイン型の屋内ガレージ

多くの車好きにとって、ビルトイン型の屋内ガレージは憧れの的だろう。

しかし、屋内ガレージには多くのメリットがある反面、デメリットがないわけでもない。

お金が無尽蔵にあって土地の問題もなければ、屋内ガレージというのは全く問題ないと思うが、土地でも資金面でも制約のある普通の人にとって屋外駐車場か、屋内ガレージかは、結構迷うことだろう。

そこで、その2つについてどちらが良いか整理してみたい。まず、屋内ガレージのメリットについて考えてみよう。

屋内ガレージのメリット

メリット1 いつでも車が見られる

屋内ガレージのメリットの1番大きなものの1つとして、「いつでも車が見られる」ということがある。

例えば、どんなに夜中であっても電気をつけて、愛車を見ることもできるし、リビングからガラス張りにすれば、リビングに居ながらにして、ずっと車を眺めることも可能だ。

車好きとってこれよりも贅沢な事は他にないだろう。

メリット2 いつでも車が洗車・整備できる

1つ目のメリットに近いが、屋内ガレージのメリットの2つ目として、「いつでも車が洗車・整備できる」ということがあるだろう。
普通、屋内ガレージがない場合、車の洗車も整備も、雨や雪が降っていない明るい時間帯に制限される。

また明るい時間であっても、夏は暑いし、冬は寒い。

しかし、ビルドイン型の屋内ガレージであればそのような心配は一切無い。

太陽の動きや温度を気にせず、洗車やコーティングができるし、真夜中に車の整備をすることも可能だ。

しかも、エアコンを引き込めばとても快適に車いじりができる。

メリット3 車が汚れない

3つ目のメリットは、当たり前のことであるが「車が汚れない」ということがある。これも車好きとってはたまらないことだろう。

よくあることとして、せっかく車を洗車してピカピカに磨いて、コーティングをしても、その1日後か2日後に雨が降り、車が汚れてしまうということは多々あることだ。

また雨や雪が降らないぐらいであっても、風でほこりやゴミが流されて車のボディーに付着してしまうということもよくある

メリット4 雨の日に濡れない

4つ目のメリットは、わりと重要なメリットで「雨の日に濡れない」ということがある。

これがあるかないかで、雨の日のお出かけの億劫度合いは格段に違ってくるだろう。

屋根のない駐車場で雨が降っていると、「お出かけはまた今度にしよう」ということになる場合も多いが、雨に全く濡れない駐車場の場合、「お出かけしてみようか?」という気持ちにもなるだろう。

また、買い物帰りなどの場合で、荷物を持ちながら、びしょ濡れになって家に飛び込むということもないところも大きなメリットだ。

意外と無視できない屋内ガレージのデメリット

このように整理してみると、絶対に屋内ガレージが欲しいと思うものの、次のデメリットを考えてみると、それもそう簡単でないことが理解できるだろう。

以下、屋内ガレージのデメリットについて考えてみたい。

デメリット1 家が狭くなる

まず、屋内ガレージのデメリットの1つとして「家が狭くなる」ということがある。

子供に子供部屋を与えるのと同じように、車に車のための部屋を与えるのだからしょうがないことだろう。

土地の面積や予算の関係から建てられる家の広さというのは決まってくるのだから、車専用の部屋を作れば、その分のスペースがなくなり家は確実に狭くなる。

デメリット2 建築コストが高くなる

普通、家を建てる際には、1坪当たり50万円から80万円位までのお金(建築費)を支払うが、車1台置いておくのにも4坪から5坪程度は必要であろうから、総床面積から換算すると大体300万円前後のお金が車を止めるスペースを作るために必要な計算となる。

また、1階スペースのほとんどが車にとられてしまうため、リビングは2階になってしまう場合も多いだろう。

したがってよっぽど土地が広くない限り、3階建てが必要になってしまうことも多い。

人間の部屋が狭くなってしまうことを納得できるならいいが、納得できない場合は家を大きくする必要があり、その場合その分コストもかかる。

子供よりも車の方が大切?

そんなことを考えていると「本当に車のために部屋(ガレージ)を用意してやる必要があるのか?」という問題が浮かんでくる。

家族のスペースを犠牲にしてまで車に部屋を持たせる必要があるのだろうか?子供部屋よりも広いスペースを子供よりも大切でない車のために割いてあげる必要があるのだろうか?そんなことも考えてしまう。

屋内のビルトインガレージを考えている人は一度考えてみても良い問題だろう。

第3の選択肢も?

よくよく考えてみると何も屋内のビルトイン型のガレージにこだわらなくても、ガレージの目的の多くを達成できる場合もある。

例えば、屋外設置型のガレージ(LIXILやイナバ物置)やカーポートや、また、建築する家のバルコニーやポーチの作り方によっても、車を雨風、汚れなどから守ることも可能だ。

何もビルトイン型のガレージにしなくても、こういったものを活用することで、屋内ガレージのメリットと同様のメリットが得られるのであれば、こういったものも検討する価値はあるだろう。

車好きにとって夢にかかわるだけに結構悩む問題だろう。

雨に濡れないことの大切さ

車だけでなく、バイクであっても、また、自転車であっても、その置き場に屋根をつけてあげると言う事はとても重要なことだ。

そういったことを考えていないと雨の日に外に出て、乗り物に乗り込むこと自体が、とても憂鬱なことになってしまうだろう。

もちろんビルトイン型の屋内ガレージにできれば1番よいが、それが難しい場合であっても、カーポートやバルコニー等をうまく活用して乗り物に乗る人が濡れないように工夫をしてやることはとても重要なことだろう。




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