家づくりに生かす「家相上でやっていけないこと」

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家相は迷信?占い?先人の知恵?

家相は大事だ、風水は大事だ、と家を建てるときにはよく言われるものだ。

しかし、いざそれらを確認してみると、自分の生まれ年などが関係していたりして、変に眉唾的、占い的であると感じるのも事実だ。

家相においては、迷信や占い的な頼りない要素があるのも事実であるが、古くから残された先人の知恵と言う部分も多く役に立つ場面も多い。

よく言われる家相の教えを参考に、家相の教えの上でやってはいけないことについて考えてみたい。

家づくりで家相上でやっていけないこと

1 鬼門(北東と南西)方向に部屋や玄関・トイレなどを作ること

鬼門は昔から災いを呼ぶ方位としていみ嫌われてきた方位で、主要な部屋については鬼門を避けるような工夫もなされてきた。

なぜ北東と南西なのか?と思うかもしれないが、その鬼門にはちゃんとした理由がある。

まず北東が鬼門である理由は、北東は日光も入りにくく、寒い冬には北風も入り込み、家の中でもとても暗く・寒いエリアとなってしまうことからだ。

冬の間、北東を中心に生活をしてみることを考えると、とても寒く、暗く、健康によくないことは容易に想像出来るだろう。

こういったエリアに、裸になるような浴室・トイレ、または、主婦が長い時間家事をするキッチンを配置した場合、体を壊すことにも大いに関係してしまうだろう。

しかし、北東のエリアについては、鬼門であるものの、断熱や暖房の工夫、採光・照明の工夫をすれば鬼門でなくなる可能性も大いにある。

また南西の鬼門については、北西の鬼門とは逆で、西日が差し熱く、熱のこもりやすい場所となる。

このような場所にくつろぐ部屋や、勉強や仕事をする書斎スペースなどがあった場合は、とても暑くて集中もしづらいし、疲れてしまう。

またキッチンやトイレがあった場合は、雑菌が繁殖するための適度な温度を作り出すことにもつながってしまい、衛生上問題も多い。

南西方向の鬼門についても鬼門でなくするためには、なるべく強烈な西日が入らないようにして部屋の温度を上げないようにすることが重要となってくるだろう。

2 トイレやキッチン、浴室などの水周りを家の中心に作ること

鬼門と同様に家の中心についても、気をつけないといけない場所の1つである。

例えばトイレやキッチン、浴室等の水回りを家の中心に作ることは凶とされる。これについては容易に想像がつくだろう。

家の中心は当然のこととして日当たりが悪く、湿気も乾きにくい場所であると同時に、空気も滞留して澱みやすい場所であると言える。

そういった場所にこれらの水回りを作ると衛生的に問題が発生すると同時に、暗い場所であると言うことは事故などの原因にもなりやすい。

これらのものを家の中心に持ってくることは、斬新な設計のように思うかもしれないが、でき得る限り避けたいところである。

3 建物に「欠け」の部分を作ること

家相の中でよく登場する言葉として「張り」「欠け」がある。

「張り」建物に出っ張った部分があることで、逆に「欠け」は、建物の引っ込んだ部分があることだ。

家相上は、この「欠け」を凶としてやっていけないこととなっている。

理由はいくつか考えられるであろうが、建物の欠けた部分というのは、光が入りにくく湿気が発生しやすいことと、「欠け」の無い建物と比べて建物の構造も複雑になってしまうため雨漏りなども発生しやすく、それらと組み合わせられることで建物の腐食が進みやすいこともある。

また、防犯上目の届きにくいスペースを作ってしまうため防犯上よくないということがあるだろう。

「張り」や「欠け」が多い建物は構造が複雑すぎるだけではなく、シンプルな構造の建物よりもコストがかかるため、そういった理由からもあまりお勧めできないだろう。

4 家の建物内にビルトインガレージを作ること

ビルトインガレージと言うと車好きの男性の中では夢のことであるが、これについても家相上は凶に当たることになる。

なぜかというと、そもそも車というのは危険物であるからである。
人間を死亡させる二酸化炭素を排出するものであるし、燃料タンクには火災や爆発を起こすガソリンも満載している。

そういった危険物を家の中に入れると言う観点では家相上吉になることはないだろう。

5 道の突き当たりの土地に家を建てること

家相上でやっていけないこととして、T字路などの道の突き当たりに家を作るということがある。

これにもやはり理由があるが、わかりやすい理由だろう。

突き当たりは車が突っ込んでくる可能性もあるし、道を通り抜けた風もぶつかりやすく強風にさらされやすい。

家相上でやっていけないことにはちゃんとした理由がある

実際に家相は、昔からの言い伝えで迷信のように思うかもしれないが、実際に検証を行ってみると多くのことにちゃんとした理由があり、それらは先人の知恵であると言えるだろう。

家相に深く踏み込みすぎる必要はないが、やってはいけないことぐらい勉強しておいても暮らしやすい家を作ることに必ず役立つだろう。




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