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この記事の内容
家づくり、特に一戸建ての建築は、結構時間のかかるものだ。
比較的短期でも簡単にすべてが決まるマンションと違って、土地と建物がそれぞれが別々のため、苦労も2倍ぐらい、またはそれ以上かかると考えていた方がよい。
土地探しからスタートした場合は、1年から2年以上かかるだろう。
マンションではなく、一戸建てを建築することを決めてから家が実際にできるまでの流れを簡単に並べてみたい。
(1)自分で家を買うと決める
まずはともあれ決心することだ。
(2)家を建てるかマンションを購入するか考える
さっそく、自分のライフスタイルを考え、一戸建てがいいのか、マンションの方がいいか考える必要があるだろう。
例えば一戸建ては、設計は土地とお金さえあれば自由で、車のためのガレージや自分の趣味のための部屋など設計に自由が利くなどのメリットがある。
それに対してマンションは、「駅から近い物件が多い」や「防犯設備も充実していて防犯上安心」などのメリットがある。
それぞれ、自分のライフスタイルに照らしてみて、メリットとデメリットがうまくマッチする方が選ぶとよいだろう。
(3)一戸建ての建築することを決めた人は、どんな家を建てたいかイメージする
モデルハウスを見学に行ったり、各種の見学会に参考にしたり、雑誌や書籍、インターネットを参考にして自分がどのような家が欲しいのかイメージを
作ることがこの段階では必要だ。
しかし、まだここでは予算は余り考えなくてもよい。
できるだけたくさんの自分の欲しい項目を考えたり調べたりする。
もちろんすべての要望を組み入れることは不可能なので、資金計画などがある程度しっかりわかってきたときに、優先順位を決めて、優先順位の低いものについては切り捨てていくことになるだろう。
(4)具体的何資金計画を作成する
どれくらいの頭金を用意して、どれくらいの土地と建物を買うのか、予算を立てる。
住宅ローンシミュレーションで検索をしてみると、住宅ローンのシミュレーションツールがいろいろとあることに気づくだろう。
おすすめはフラット35で有名な住宅金融支援機構の提供するローンシミュレーションだ。
ローンシミュレーション
http://www.flat35.com/simulation/index.html
ローンの借入金額とボーナス返済額、金利などを指定すれは毎月の返済額を簡単に計算することが可能だ。
現在の家賃と比較してどれくらい住居負担が増減するのか検討してみるとよい。
ちなみに、頭金としては1割から2割、諸費用として1割程度家を建てるには必要となってくる。
たとえば、4,000万円の家を購入する場合は、1,000万円程度の頭金があれば安心だろう。
(もちろん、それぐらいなくてもなんとかなる場合もあるが。)
(5)土地を探し始める
予算の範囲内で土地を探し始める。
もちろんインターネットで探すことの重要だが、地元の不動産屋や大手の不動産業者を定期的にまわることも重要だ。
インターネットに出る前の情報というものも確実にあるので、そういったものをいち早く紹介してもらえるようにしておくことも必要だからだ。
(6)設計士や工務店、ハウスメーカーの中から自分にあった家の建設依頼先を決める
一番簡単で安心な家の建築依頼先はハウスメーカーだと思うが、コストもそれなりにかかる。
逆に、一番安いのは工務店だろう(依頼先工務店にもよるが)と思うが、工務店の腕次第で建てられる家のレベルというのも大きく変わってくる。
工務店の場合、工務店によって、満足できる家を建てられる場合もあるが、またその逆というのもあるだろう。
ハウスメーカーと工務店の中間に位置するのが設計士に依頼をした場合だと思う。
設計士に依頼した場合は、工務店に直接依頼した場合よりお金がかかるものの、依頼主の要望をある程度叶えてくれる、満足できる家を作ってくれる可能性が高いだろう。
これらのことを考えながら、コスト重視でいくのか、手軽さ重視でいくのか、それともそれらのバランスをとるのか考えて依頼先を考える必要があるだろう。
(7)土地と建物の契約等を結ぶ
ここも大切な工程だ。
銀行で住宅ローンの審査を通し、いろいろな土地や建物の契約書を確認し、契約を結ぶ。
銀行の住宅ローンの審査が通らないなどの問題が発生するのもこの時期だ。
地盤改良の費用など、予想外の付帯工事費が発生して、予算オーバーになったりもすることもあるかもしれない。
これを乗り越えると、依頼主がやることというのも大幅に減ってくるだろう。
(8)地鎮祭から建築が開始
あとは待つだけだ。
工事が始まった場合、4ヶ月か6ヶ月くらいの間は工事にかかるだろう。
(9)工事終了後に引っ越しをして入居する
入居前の確認をした後、入居だ。
誰でも感動的な一瞬だろう。
すごく大雑把な家づくりの流れではあるが、短期集中型で買ったら終わりのマンションとは違い、家づくりは長く根気の要ることでもある。
それだけに家が完成した時の思いはひとしおだ。
これらが面倒くさいと思った場合、家は建てられないし、こういった大変さを逆に楽しむくらいの気持ちが必要なのかもしれない。