サイトマップ(記事一覧)はこちら
この記事の内容
マイホームの購入は、人生で一度か、数える程しかない大きなイベントだ。
しかし、他の人はどれくらいお金をかけているか?などは個人的に大きく気になるものの、なかなかわからないことだ。
このようなことが気になる場合は、住宅金融支援機構の発表している「フラット35利用者調査報告」を参考にすると面白い。
フラット35という固定金利型の住宅ローンを利用した人のみの統計であるが、十分参考になるだろう。
平成23年度の調査を参考にすると以下のようになっている。
■注文住宅の戸当たり建設費
(土地取得のための借り入れのない人)
全国平均2,920万円
最高3,565万円(東京都)
最低2,175万円(宮崎県)
土地を購入する必要のない人の建てる家は、予想以上に高額だ。
土地があるって本当にすばらしい。
■土地付注文住宅の戸当たり所要資金
(土地費用を含む)
全国平均3,607万円
最高5,423万円(東京都)
最低2,643万円(宮崎県)
東京都などの都市圏と地方都市では3,000万円近くの差があり、これは土地価格の差であろうと推測される。
■マンション戸当たり住宅価額
(購入価格)
全国平均3,840万円
最高4,549万円(東京都)
最低2,042万円(香川県)
マンションも同様に、都市圏と地方都市では2,000万円近くの差がある。
■中古戸建ての購入価額
全国平均2,224万円
■中古マンションの購入価額
全国平均2,505万円
この調査結果を見ていると感じることは、やはり住宅の取得資金は、購入する所の土地価格に大きく依存するということがあるだろう。
一番土地の価格が高いのは東京都であり、三大都市圏、その周りの県と徐々に土地の価格が下がっていく。
土地の代金を含めた住宅の費用は、東京都の場合全国平均よりも500万円から1,000万円以上上回るのが普通だ。
今回紹介した住宅金融支援機構のレポートは、その他購入者の年齢や年収手持金の額など、興味深いデータが数多く紹介されている。
興味のある人は是非参考にしてみると良いだろう。
フラット35利用者調査:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
http://www.jhf.go.jp/about/research/loan_flat35.html
サイトマップ(記事一覧)はこちら
Amazonで「新築」関連について調べる